最近pythonを勉強中。
そこで題材として上場会社のデータから何か見つけたい。
上場企業のデータから以下のように相関係数を出してみた。
どの値がどの値と線形関係にあるのかがわかる。
・1なら線形関係(傾きプラス)、
・-1なら線形関係(傾きマイナス)、
・0ならその2つの値は関係ない。
Top5は赤枠で示した。
データの見方としては、例えばTop1の時価総額 vs 従業員数(連結)が1に近い。つまり
日本の上場企業の傾向として、時価総額が大きければ従業員数(連結)も線形で大きくなっているよ、ということがわかる。
ではそれぞれ以下で考察する。
〇Top1:(0.675676) 時価総額 vs 従業員数(連結)
これはわかる気がする。会社規模が大きければ従業員も多いよね。
ただ従業員(単独)よりも(連結)のほうが相関あるというのはなんだ?
もしかして親会社は少数精鋭で、連結のほかの子会社で作業者の人手を賄っている?
〇Top2:(0.646553) 一株配当 vs EPS
利益が出たらちゃんと配当として出していますよ!という相関。これもわかる。
この相関が高いので、日本企業は儲けはちゃんと株主に還元していると言える。
※EPSとは? (Wikipediaより)
1株当たりの企業の利益(当期純利益)はいくらかを表す指標で、
当期純利益を発行済株式数で割って表されます。
〇Top3:(0.600903) EPS(1株純利益) vs BPS(1株純資産)
これは、利益出ている会社は、純資産も多いんだよと言っているんだな。
よく考えればこれは新しい発見だ。利益を出すには、資産をしっかり活かすことが
重要って言っているのかも。
※BPSとは?
一株当たりの純資産。
〇Top4:(0.580752) 一株配当 vs BPS
これは上のTop2とTop3の関係があらためて出てきた感じ。
特に問題はなさそう。
〇Top5:(0.532734) 平均年齢 vs 平均年収
平均年齢が高ければ、平均年収も高くなるよ、と言っている。
転職するなら、どういうところがいいかな。
平均年齢低いが平均年収は高いところは、高給だが忙しい可能性あり。20代ならありか?
以上が考察だが、グラフでも見てみたい。きっと違った考えが出てくるはず。
◎Top1:(0.675676) 時価総額 vs 従業員数(連結)
線形だと思ったがそこまできれいな直線にはのらない。右下は人が少ないのに時価総額が
大きいから市場の期待が大きい(伸びる)と思われている会社だろう。ちなみにこれはNTTドコモだ。ところで右上に1つだけある会社は日本一の会社トヨタだ。さすが。桁違いだ!
◎Top2:(0.646553) 一株配当 vs EPS
線形っぽい。右に行けば行くほど配当を頑張っている会社だ。一番右の会社はどこ?
東京エレクトロン(株)だ。頑張っている。では一番左上の儲けているのに配当少ない会社は?…という犯人捜しは辞めておこう。いや、ある意味今後配当を出す可能性が高いともいえる?。すると化ける可能性あり。
あと、利益出てないと配当もしないってことがよくわかる。あ、一番下に例外の会社あり。
食品系の会社だった。大丈夫なのか!?
◎Top3:(0.600903) EPS(1株純利益) vs BPS(1株純資産)
右上に1つだけ高い会社がある。エスケー化研だ。初めて聞いた。建築塗料の会社とのこと。なぜこんなに高いか他のデータ見てみた。どうやら、最低購買価格が500万円からと非常に高額。中々買えず株価上がらないから1株当たりに換算すると大きくなるのでは?
逆に株式分割で1/2にしてほかの会社程度に落ち着いたとしたら、時価総額は2倍程度になるのでは?要注意。
◎Top4:(0.580752) 一株配当 vs BPS(1株純資産)
まぁこれはTop2とTop3の関係から、出てくるっていうやつだった。一番右が東京エレクトロンね。あまり純資産ないんだな。意外。それとも株価高くて目減りしているのか?
〇Top5:(0.532734) 平均年齢 vs 平均年収
みんな気になる年収はどうだ!? 一番高いのはキーエンスだろうなと思っていたら、
やっぱりキーエンスだった。そして平均年齢も低い。あの噂は本当だったのか・・・。
以上で企業のデータ分析を終える。
グラフにして平均から逸脱した企業を探し、考察してはじめて意味のあるデータが取れるって感じだな。グラフ化の重要性高し。
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